修理、メンテ、調整

2019年10月 3日 (木曜日)

「結露対策の準備をしましょう」191003

 前略、台風18号は 温帯低気圧になり日本海を通り過ぎていきました。ここ大阪 枚方では何の沙汰もありませんでしたが、高知県など局地的大雨となったところもあります。心よりお見舞い申し上げます。

 本日(2019年10月3日)も 最高気温 30度以上の真夏日になったところ多かったです。もう少しの間、この状態が続きそうですが いつかは秋本来の様相となります。

 そうして 気温(室温)が低くなってきますと、クロマチックハーモニカは呼気の湿気が内部で結露して「バルブの貼りつき」を引き起こし「音詰まり」が発生することがあります。これは「現象」であって「故障」ではありません。

 結露による「音詰まり」が発生したときは、カバーをはずして結露している箇所をふき取ってあげます。(詳しくはこちらへ)
 ただこれは「応急処置」であり「原因対策」とはなりません。

 ここでの原因対策とは

結露が発生しないようにする

ことですが、実際は「発生しにくくなるようにする」ですね。

「楽器を温める」
「部屋を暖める」

ついでに・・・ココロも温めましょう ♪


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2019年8月15日 (木曜日)

「クロマチックハーモニカ、修理」190815

 前略、台風10号は中国地方を通過し、現在 (2019年8月15日23時30分) 日本海を北上中。大阪 枚方では風雨とも 甚大な被害を発生させるほどではないみたいですが 通過後も油断は禁物と考えたいところです。

 標記の件、最近の事例をば。

*** 綿棒で掃除しちゃった ***

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 本件の事例及び綿棒を使用することの危険性については、以前に記載させていただいた通りです。(こちら)
 修理手順としましては、① 変形したバルブの撤去、② 新規にバルブを貼り付け、となります。

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 上記①②の手順を終えたところです。ご購入後 1年あまり経過していますので、全音測定し必要箇所には調律を施しました。深刻な腐食はなく良好です。

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これにて 一件落着 ♪

気持ちよく 取り組んでいただければ 何よりです。


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2019年8月14日 (水曜日)

「ハーモニカ、お手入れ」190814

 前略、台風10号の接近により、阿波おどりは日程を残して中止、明日 (2019年8月15日) 海路空路ほぼ欠航、山陽新幹線も終日運休、高校野球も一日順延。皆さまそれぞれに備えましょう。

 標記の件、メンバーさんの知り合いの方

*** ちょいと見てほしい由 ***

 昭和楽器の「スペシャル ミヤタ」というモデル。現在は製造されておらず、他社同等品だと 壱万円越えとなります。お母様のご遺品。汚れはあるものの、清掃すれば充分使用できます。

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 木製ボディーで「くぎ留め」ですので 完全分解はおこなわず、この状態で「外側から出来る」作業に限定しました。
 リードプレートを清拭(せいしき)、各穴に付着していた「垢」を除去、カバー両面を研磨。トレモロの不具合箇所を調整。

P10406542  
  多趣味な方だそうですが、これを機にハーモニカにも取り組んでいただけるようになれば幸いです。
 たとえそうならないとしても捨てたりせず「お形見」として大切にお持ちいただければ何よりです。

 これにて 一件落着 ♪


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2019年8月12日 (月曜日)

「クロマチックハーモニカ、メンテナンス」190812

 前略、本日 (2019年8月12日) 徳島県で「阿波おどり」開幕、一方 京都祇園祭の山鉾のうち「鷹山」では (来年に向けて)「音頭取り」や「車方 (くるまがた)」の衣裳デザインが決定された。とか。

 標記の件、最近の事例をば。

*** 3箇所ほど調子悪いところがある ***

ということで、まず分解して様子を見ることに。カバーを外したところ たいしたことはなさそうでしたが、完全分解し リードプレートの内側を見ますと
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 このような状態。新品ご購入で1年半余りなのですが。使用後の内部乾燥が充分でないとこのようになります。
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 界面活性化剤にて洗浄し、サビの酷いところはグラインダー研削するなど、出来るだけのことはさせていただきました。

 この後、調律ですが、ご依頼箇所以外のところも ピッチは大幅に変動しており 64のうち48箇所で調整が必要でした。

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これにて 一件落着 ♪

気持ちよく 取り組んでいただければ 何よりです。


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2019年6月10日 (月曜日)

「ハーモニカ 綿棒」190610

 前略、標記の件、クロマチックハーモニカの内部清掃で綿棒を使用してはいけません。キツい表現ですがあえてこのように記させていただきます。

*** その理由は、 ***

このようになるからです ↓

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 「どうも調子悪い」ということで、ご相談をいただきました。外見も、カバーを外しても きれいな状態で何のモンダイもなさそうだったのですが、リードプレートを外してみると このような状態だったのです。
 お尋ねするまでもなかったのですが、やはり

綿棒で掃除なさった 由

 現在、幣教室では「ヘアドライヤー」などとともに「綿棒」も使ってはダメよ、と折につけ申し上げているのですが、そのとき休まれていたのか、晩のオカズとか考えておられたのか。

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 ムカシ幣ブログで「綿棒を使用する」ときのことを書いておりました。(こちらです)。そこには「口元の部分だけを拭き取る」と。「内部清掃に使ってよい」とは書いておりません。当該記事は2012年。
 その後 2014年にも書いてありました。(こちらです)。「使用しない方がいいですよ」と。

 「ハーモニカ 綿棒」と検索してみると いろいろ出てきて、なかには「リードやバルブを傷めないように注意しながら・・・」とか。その方がどれほどの修理技術をもっているか知ることもなく よくもまあ書けるものだと。「作業は自己責任」かもですが、無責任にもほどがあると考えています。
 綿棒を使用してリードやバルブを傷めずに内部清掃の作業できる、このような修理技術があるのなら とっとと分解して洗浄した方が「早い」「確実」「安全」だと考えますし、他に異常を発見できるかもしれません。


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2019年6月 9日 (日曜日)

「おそうじ&茶話会を挙行しました」190609

 標記の件、本日(2019年6月9日) 実施させていただきました。いわゆる「メンテナンス講習会」ではなく、すべての作業(完全分解、水洗い、組み立て)を拙者がおこなう、その間 並行して茶話会を♪という内容です。たぶんですが本会独自の企画となります。

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 経年使用したハーモニカ、その内部はどうなっているか、そしてきれいになり、レバーの動作とか音色がよみがえり、明日 いえ今晩からでも ココロ新たに取り組んでいただければ何よりです。

P10403852 茶話会のネタ・・・実はこちらの方に吟味の時間を費やしておりました。紙コップはもちろん紙皿なども極力排する、出来合いでも器や盛り付けを工夫する、メンバーさんに手伝っていただけるよう「お膳立て」をしっかり整えておく、など。

P10403902 「あんみつとミニドーナツ」この状態で個々出し、ほかに卓盛りの菓子類。本年1月に「3つのココロで」という記事を書きました(こちらです)。言葉だけでなく、どんどん実践あるのみです。

 ご参加いただいた方におかれましては改めまして御礼申し上げます。次回できるとしたら、今回を糧としてより良い内容にしたいと考えています。


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2019年4月22日 (月曜日)

「クロス配列、ストレート配列・・・その3」190422

 前略、クロマチックハーモニカの音配列は いわゆる「正常配列」(低音域も高音域もドレミ順どおり) なのですが、スライドレバーによる上下切り替え方式の違いにより、

「クロス配列」(スズキ楽器では ロングストローク)

「ストレート配列」(同、ショートストローク)

と分類されます。

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たまたま、メンテご依頼品で、同メーカー同シリーズの クロスのもの、ストレートのもの、お預かりしています。依頼者さまの 特別な許可 をいただきまして、両者の比較画像を掲載させていただく次第です

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 上が「ストレート配列」で、下が「クロス配列」のもの。スライドレバーの穴は「クロス」の方が大きく、この違いが決定的です。マウスピースの穴間隔(芯々)は両者同じですが 穴径については「ストレート」の方がわずかに小さいかな。ちなみに「シリウス」です。

P10402752   
 マウスピースを裏返してみました。こうしてみると「ストレート配列」は空気の通り道がせまい、ということがはっきりとわかります。

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 「その2」に該当する記事はこちらです。


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2018年10月18日 (木曜日)

「クロマチックハーモニカのメンテ(洗浄)」181018

 本日(2018年10月18日) この秋一番の冷え込み、本州でも最低気温が0度以下である「冬日」となったところも。また北海道帯広では「初霜」「初氷」の便り。

*** さて、標記の件、ご依頼品のメンテ 実施しました ***

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←作業前です

 マウスピース、スライドレバーについては、事前に洗浄します。「レバーの動きがよくない」とき、洗浄だけでカンタンに解決できることがあるからです。

P10307062 作業後です→→→

 メッキが摩耗しているところもありますが、使用するに問題ありません。また変形なども認められません。

 その他の部品については状態を見て判断します。今回のご依頼品は金属ボディーであり、このままだと腐食ひどくなりそうでしたので洗浄することとしました。

 その後、組み立て、全音計測し必要箇所は調律。ご依頼内容のなかに「ラが出ない」とあったのですが、洗浄の過程で解決されたみたいでした。

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 メンテナンスのご依頼に際しましては、まず、ご購入されたお店、所属の教室に相談なさることをお勧めいたします。(モチロンですが 出来ることはご自身でね)
 また、最近は「中国メーカー」など安価な商品も出回っていますが、部品が入手できなければ修理は困難 (つまり使い捨て) ですので、購入を検討されている方は、よく考えてからにしていただきたいです。


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2018年6月 2日 (土曜日)

「スーパー64、変身す」180602

 独ホーナー社のクロマチックハーモニカ「スーパー64シリーズ」現行モデルは終売になっています。いままで徳永教室一門そして本会においてもベストシリーズであったのですが。

 今後、新しく「スーパー64 パフォーマンス」という商品が発売されていく見込みです。本日(2018年6月2日)拙者のところに「お試し品」が届きました。

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←右手前側は終売となった現行モデル(S-64)、クロマチックハーモニカを初めて見る方々にとっては現行のS-64でも「ずんぐり」見えるはずですが、奥側にある「スーパー64 パフォーマンス」(以下 S-64-P とします) ひとまわり大きく、さらに「ずんぐり」となりました。

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←横から。右は「スーパー64-エックス」(こちらも終売となりました) 、これと比較しても、さらに「ずんぐり」です。
 ところで S-64-P の押し釦の下に何か、ねじのようなものが見えます。

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←分解すると、その正体が判ります。この ねじをまわすことによって押し釦のテンションを調節することができるようになっています。拙者が知る限り「世界初」の機構かな。
           

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←マウスピース裏側の形状です。段差がなくなり「まったいら」になっています。そして「厚み」が増しています。

 ほかにも
*本体ボディーと「スペーサー」が一体化されました
*カバーねじが「4本独立、プレート直結」となりました
*「プラスねじ」になりました

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 拙者が本記事で記するのは、このような「客観的」部分だけです。「音の鳴り」「吹きやすさ」といった「主観にかかわる」ことは文章だけで表現するのは無理と考えています。たとえば「あの店の料理は、美味い不味い」と書くのはカンタンですが「どう美味いのか、どう不味いのか」書くのは困難なのと同じことです。不用意なことを書けば訴えられるリスクもあります。
 しかし、皆さまが本当に知りたいのは、まさに「音の鳴り」「吹きやすさ」等の部分であることも重々承知しています。皆さまとしてはどうすべきでしょうか。
 答えはカンタンです。どうぞご自身で購入していただき、他人の「レビュー」などに左右されることなくご自身で感じていただくことです。

 ちなみにこの「スーパー64 パフォーマンス」、税込み定価で ごまんろくせんえん程になる由。同じくフルモデルチェンジされる「(新)スーパー64-エックス」に至っては、税込み定価で はちまんろくせんよんひゃくえん になる由。終売となった S-64-Sは税込み定価で さんまんごせんろっぴゃくえん でした。


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2018年3月20日 (火曜日)

「クロマチックハーモニカ 修理」180320

 標記の件、最近の事例をば。

*** 落下させてしまい ***

① スライドレバーのボタンが取れた

② マウスピースの留めネジが折れた

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①については、接着剤を使用して取り付けました。同時に「ゆがみ」を修正して動きがスムーズになるようにしました。

②については、新しいネジに交換するだけのことですが、モンダイは、「ボディー内部に取り残された ネジの先端を除去できるか」 ということです。出来なければ ボディーごと交換することになります。本件は、折れたネジの先端、除去できましたので、最低限の費用で済ますことが出来ました。

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 修理依頼は、「購入した楽器店」「購入した所属教室」に相談するのが基本的な道筋と考えます。楽器店でもないところから 「ネットで安く購入した♪」 というのは、それ相応のリスクがあると理解しておきたいのです。


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